県外の大学へ通う娘は先月、21歳の誕生日を迎えました。
今年は彼女へ可愛いデコレーションケーキを贈りました(手作りではございません・・・)。
無事に届いたのかどうなのか、さっぱり連絡がないのでこちらから電話をしてみると、「あー、届いたよ。」とそっけない返事が返ってきました。
最近はずっとこんな感じの娘です。
疲れているのは分かりますが、ちょっと心配な私たち。
そうなんです。
心配しているのは私だけじゃない。
弟二人は私以上の心配性なのです。
電話がなければ
「かけてみて!」と次男。
「お姉ちゃん、最近はどう?」と長男。
「お姉ちゃんはもう大人なんだから大丈夫よ!」
と言いつつ心配になり、3人で様子を見に行くことにしました。
父は仕事でお留守番です。
部屋に入ると、どうも様子が違います。
いつも片付いている部屋が荒れております。
トイレも浴室も・・・。
そして、一番は彼女も。
弟たちへの言葉にトゲがあるように感じます。
レポートと試験で忙しいとは聞いていました。
きっとストレスが溜まっていて余裕がないのでしょう。
「とりあえず、カラオケにでも行ってみる?」
アパートのまわりにはカラオケ以外に何もないので、母の提案にみんながのってくれました。
アニメソングを歌う弟たち
アニメソング+ドラマの主題歌を歌う娘
懐メロオンリーの母
それぞれに自分の世界を楽しみつつ、みんなが知っている曲はみんなで歌いました。
私の懐メロは誰も歌えず、私の独唱でしたが・・・。
娘の心
夜は娘とゆっくり話ができました。
「どうして機嫌が悪かったの?」
私はストレートに聞いてみました。
「最近、友達といることが多くて、楽しいんだけど、だんだん疲れちゃって。」
やっと見えた長女の本心です。
「じゃあ、私たちにも会いたくなかった?」
「・・・うん、そうかも。」
「家族でも疲れた?」
「ううん、大丈夫。楽しかった。」
仲の良い友達にも気を遣うのでしょう。少しコミュニケーションが苦手な彼女は疲れてしまうようです。
人は心の底では誰かとつながっていたいもの。
友達といる時間も楽しい。
でも、ずっと一緒は疲れちゃう・・・。
いつもなら帰省してリフレッシュするのに忙しくてそれもできずにいたようです。
みんなで大掃除
「みんなで掃除して帰ろうか」
私の提案に次男が賛成してくれました。
「お風呂掃除は僕がやるよ!」と椅子の裏側の汚れまできれい落としてくれました。
正確に言うと椅子の裏側の滑り止めの溝まで丁寧に(そこはそんなにしっかり洗わなくてもいいのでは・・・)。
そして、しぶしぶ動き出した長男は浴室の天井の汚れ落としを担当。
掃除を始めた途端にこだわりが発動し、少しの汚れも許さない、ピカピカな仕上りとなりました。
母はキッチン周りからトイレを担当。
電車の時間ギリギリまでみんなでお掃除タイムでした。
うーん、うちでもやって欲しいものだわ(母の切なる願いです)。
母の想い
「子供たちにはいつも笑っていてほしい。」
そっと見守りながら、困ったときには頼れる存在でありたいなと思います。
それには自分の健康も大切にしないと・・・改めて運動を決意した母でした。