最近の夫は朝なかなか起きてきません。
今日はいい天気。
暖かいので、大掃除日和です。
どうやって夫をその気にさせるか・・・。
私は寝起きの夫に出来るだけ優しく声をかけてみました。
「今日は窓ふきお願いね。分担して、掃除しようね。」
テンション高めの私に対して、彼は顔を上げず、朝食の目玉焼きを食べながら言いました。
「いやだ。」
「は?!」
「だから、やだ。」
「子供じゃないんだから、やだはないでしょ。」
「だってやりたくない。」
知ってる。
夫は掃除が大嫌い。
自分が気にならない場所の掃除は特に嫌い。
そう、自分が気になる場所(車の中)はちょっと汚しても、片付けてって言うのに。
今日はどうしても窓ふきだけでもやって欲しい私です。
「お願い!!頑張ろう!!」
「○○頑張って舐めてくれ!」
「○○は犬でしょ?」
「じゃあ、息子達よ、頑張れ!」
「息子達はそれぞれ役割分担があるの。」
そんなやり取りが数回続いた後、インターフォンが鳴りました。
いつもは私に出てというのに、今日はすんなり椅子から立ち上がり、玄関に向かった彼です。
なかなか帰ってこない。
「お父さん、逃亡したかも。見て来て!」と次男に言った直後、話し声が聞こえてきました。どうやら近所の人が訪ねて来ていたようです。
ちょっと目を離すとすぐに出かけてしまうので、目を光らせていないといけません。
毎年、気づくといなくなっているのですから。
朝食後、散歩に出かけた夫です。
掃除は嫌いだけれど、愛犬とのお散歩は喜んで出かけて行きます。
帰ってくると、ちゃんと窓ふきの道具を持って作業を始めました。
ちゃんとやってくれているのに、時々、次男に夫の所在を確認してしまう私です。
お昼になりました。
「みんなお腹が空いたと思うけど、お父さんが今やる気なの。」
そう言うと、いつも一番に「お腹空いた、ご飯まだ?」と騒ぐ長男が「まだいい。お父さんのやる気を削がないようにしないと。」と言ってくれました。
どんだけ、夫中心なのでしょう。
とりあえず、家の外の窓ふきが終了したところでお昼になりました。
案の定、お昼を挟んだら、夫はもう終了の気分になっていました。
窓の内側は明日かな。
そんなに大きな家ではないし、窓も少ないはずですが、始めた時間が遅かったから仕方ありません。
でも、今年は夫がサボらずに一緒にお掃除してくれて助かりました。
「ありがとうね!!助かったよ!!」とニコニコ顔で夫に伝えた後、ちょっと考えました。
「あれ、ここは誰の家?」
「あなたは誰?」
まあ、やってやったぜ的な顔をしていたので、それ以上の言葉は飲み込みましたけど。
娘や息子も掃除機をかけてくれたり、洗濯ものを片付けれくれたり、家事を手伝ってくれました。
そのおかげで、私もたくさんお掃除が出来て、大満足な一日でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪