
「制服を着てみたい。写真撮ってくれる?」
先日、小学校の参観日の時に購入した中学校の制服。
「来てみようね。」と言いながら忙しがっていて、1週間ほど経ってしまっていた。
箱を開けてみると、ピカピカの真新しい制服が綺麗にたたまれて入っていた。
まず、ズボンを取り出して履き出した次男。
「あれ?長いねぇ。」
そうだ、思い出した。
長さを合わせて裾上げをするんだった。
長男の時から8年も経っているからすっかり忘れている母。
危なかった・・・。
「卒業式までにはちゃんとやっておくからね。」と約束をする。
次男は、おぼつかない手でベルトを通し始める。
実は次男、未だに前後ろ反対にシャツを着てしまったり、時にはズボンまでも反対に履いてしまったりする。
最近は、「いつも首が苦しそうね。」とか「ズボンのポケットは前についていたんだっけ?」とか遠まわしに言ってみる。
そんな次男なので、これまで「ベルト」などという高度なものは使わせてこなかった。
必要もなかったのだけど・・・。
「ベルトはこっちから入れるんだよ。」とやって見せる。
あれ、腰の方がベルト通しに入っていない・・・。
入れてあげる。
そこへ父が帰宅。
二人を見て、「大騒動だな。」と一言。
「あれ、ベルト長すぎるみたい。」
そうだった。
ベルトも調節しなきゃいけなかったんだと改めて、着てみたことに安堵する(当日だったら相当慌てていただろう)。
さて、ワイシャツだ。
ワイシャツは1枚だけ購入した。
兄の時のまだ新しいワイシャツがあったからだ。
ワイシャツは綺麗にたたまれ、プラスチックのピンでしっかり止められている。
ボタンにはタグが糸で巻き付いている。
襟の内側も形が崩れないようにプラスチックのシートでキープされている。
一生懸命取っているようだけれど、めちゃくちゃ時間がかかっている。
彼はあまり器用とは言えないのだ(というか、とても不器用なのだ!)。
(ええい、任せていたらいつになるか分からない!!)
私は「お母さんが取ってあげるから、制服の上着のボタンを外しておいて。」と告げた。
そして、ようやくワイシャツを着るところまでたどり着いた。
ボタンをかけ始めたが、何かがおかしい。
「そこまで行ったのに、申し訳ないのですが、1段ずつズレております。」
母の言葉に「えー」と言いながら、やり直す。
「下からはめて行ったら?」とアドバイスしてみた。
そして、お待ちかね、制服の上着を羽織ってみる。
おう、なかなか似合っている。
何故か急にお兄さんに見えてくる。
すると、「あのさ、黒い帽子って無かったんだっけ?」と次男。
「いつの時代の話でしょうか?」
「お母さんたちの時代はあった気もするけれど、今はないねぇ。」
「えー、かっこいいのに。」と少し残念そうな顔をする。
それにしても、初めてでも時間がかかりすぎる。
これまでのように起きていたら、絶対に遅刻だ。
次男も同じことを考えていたようで、「お母さん、着替えに時間がかかるね。朝が大変だね。」と言った。
現在、起床から登校まで短い時で、15分。
朝ご飯を食べて、着替えて、バスに間に合うように出る。
私は彼の目覚まし時計として、3回は部屋に行き、声をかけ、布団をはぎ、怒られ、文句を言いながら退散を繰り返す。
少し考え込んでいた次男。
「これからはもっと早起きしなくちゃいけないね!」というかと思いきや、
「大丈夫。小学校より中学校は近いから、余裕だよ(笑)」と言い放った。
・・・それが心配なのよ!!
自分の子供時代もそうだった。
学校から一番近くの家、そう、何なら道を渡ればすぐに学校という場所に住んでいた子がいつも遅刻していたんだ。
制服を着て、満足そうにピースをした写真を4枚ほど撮って、次男のご希望通りに長女へも送った。
果たして、どんな中学生活が待っているのだろう。
ふと、次男が言う。
「僕ね、第2ボタンは誰かにあげるんだ。」
それも、何かの漫画で読んだのね・・・まだ早っ。
ただ、制服を着てみただけのブログですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪