今日も一日、無事に終わりました。
人間って、心に余裕がないと人にやさしくできないものだな、とこの頃つくづく思います。
前はこんなことでイライラしなかったのに、とか。
誰かの言動が気になることもなかったのに、とか。
最近はどうしても、気になってしまう人がいます。
もう長年、パートで働いてくれている方ですが、毎年その方のことでトラブルが発生します。
「色々あっても、来てもらえるだけで充分ありがたい」
これまではそう思ってきたのですが、今年、また同じような相談を別の方から受けて、少し考えてしまいました。
言い方にとげがある、強い口調でいう・・・そんな相談です。
「ストレートで裏表がない人なんだよ。」
「そういう言い方になっちゃうだけで、悪気がある訳じゃないよ。」
いつもその方の事を庇ってきたつもりですが、最近は私自身のメンタルがやられ気味のせいか、その方の言動に不満を感じるようになりました。
気になり始めると止まらなくなります。
そんな時、私の友人が言った言葉が妙に腑に落ちました。
その友人はお子さんが進学して家を出たので、今年からうちに働きに来てくれています。
多分、何か言われていたと思うのですが、彼女は「私、分かんないから、ごめんなさい!!って言っておいたわ」とサラリと言っていました。
そして、「でもさ、そういう人がいると職場がピリッとなるかもしれないよね。」
確かにそうかもしれません。
小さな会社なので、アットフォームでいいのですが、おしゃべりばかりになってしまうとミスをしたり、仕事が捗らなかったり。
その人がいる日はどことなく緊張感があり、確かにピリッとするかもしれません。
そんな話を長男にしたところ、「みんなちがってみんないい」と一言。
金子みすゞさんの詩を思い出したようです。
「まあ、みんながお母さんみたいだと、ぼけてて困るし、そもそもお母さん、人に注意できないでしょ!」
痛い・・・。
そうなんです。
私は昔から平和主義。
そう言えば聞こえはいいのですが、人に強く言えない。
私がやればいいやって思ってしまう。
みんな違うから世の中が回っていくのか・・・。
余裕ない時ほど誰かの声に耳を傾けることって大切かもしれません。
今日はそんなことを思った一日でした。