今週のお題「ラジオ」
今年、「ラジオが手元にあったら!!」と強く思った出来事がありました。
それは大相撲の初場所を観戦した時のことです。
今年、長男の高校卒業記念に、両国国技館で初めて大相撲を観戦しました。
今、兄も弟も相撲にハマっています(大学生の娘も誘いましたが、興味がないと丁重に断られました…)。
私は祖父が見ていた頃、何となく見ていた程度で、相撲といえば昭和の大横綱「千代の富士」で完了しています。
「体力の限界」
有名なセリフは今でも映像と共に心に残っています。
それから、あまり相撲に触れる機会がなかったのですが、息子達は祖父母の影響で相撲好きになりました。
全くのお付き合い程度に考えていた私です。
それが、実際に国技館前に立ち、力士の名前が入ったのぼり旗がずらりと並んだ光景を目にした時は感極まって、心が震え、思わずうるっと来てしまいました。
初めての相撲観戦。
そしてもちろん枡席での観戦も初めてです。
四角い空間に大人2人と高校生の息子、高学年の息子の4人で座るのですから、ギュウギュウです。
でも、それもまた乙なもので、その四角い空間が特別な基地のように感じ、その中で観戦したり、時々席を立って、相撲グルメを堪能したりと夫婦揃って、子供以上にはしゃいでしまいました。
有名力士が登場し始めると、隣に座っていたご家族(初老のご夫婦と息子さんかな?)は体勢を整え、耳にイヤホンをつけ、ラジオを聴き始めました。
初めての観戦で舞い上がり、ラジオというアイテムを完全に思い付かなかった私たち。
そうなんですよね、解説がないのです。
観戦中、「あれはどうなっているの?」「これはどう言うことなの?」「何が起きたの?」
テレビで見ている時は自然と耳に入って来て、映像と結びつき、まるで自分が解説者のように理解し、納得して見ていたテレビでの観戦。実はその解説があるから、相撲を何倍も楽しめるのだと言うことに改めて気づきました。
後で調べたら、FMの聞けるラジオは相撲観戦の必須アイテムのようです。
その他に番付表(こちらはその場で買えます)、体温調節のできる扇子や羽織るもの。色紙とサインペン。双眼鏡など、相撲観戦を楽しむためのアイテムはいくつもあったようです。何も持たずに行くとは、初心者なんて、そんなものですね。
ラジオの貸し出しもしていると後で知りました。
隣の方達はずいぶん慣れたご様子で、くつろぎながら、観戦していました。
ラジオは必要です!
解説があったら、もっと楽しめたはずです!
次回は絶対に持っていきます。
ラジオ!!
美味しい思い出もしっかりと作り、一つ賢くなった私でした(そもそも事前の情報収集と準備は必要ですね!)。