最近、仕事に追われ、やや寝不足の私です。
今日はやっと仕事がひと段落して、久しぶりに時間ができました。
もうだいぶ前から気になっていた伸び切った髪・・・。
今日は、今日こそは美容院に行こう!!
そのチャンスがようやくやって来たのだ!!
これを逃してなるものものかとすぐに予約の電話をしました。
「髪を切る。」
ただそれだけのことなのに、どこか浮かれて、自宅に戻り、服を着替え、いそいそと車で10分程の行きつけの美容院へと向かいました。
途中、旦那さんの車とすれ違いました。
用事を言いつけられたら最後、また行けなくなる。
瞬間的に、私は気取ったどこかの奥様のように(頭はボサボサですが)、他人行儀にニコリと軽く会釈をして、通り過ぎました。
家族経営っていいような悪いような・・・。
忙しい時はみんなが忙しいのです。
それでも、私は髪が切りたい!!
誰も私の邪魔をしないで(本当は誰も邪魔はしていませんが)。
美容院ではいつものお姉さんが担当してくれました(長年の付き合いですから、徐々にお姉さんとは呼べなくなってきましたが、そこはお互い様です)。
その方は女の子と男の子の二人のお子さんがいて、実家で暮らしていらっしゃるようです。
出会った時はお姉さんだったのです。
息子さんはどうやらヤンチャで学校やお友達との様々な面白エピソードを持っており、いつもお互いの息子の面白エピソードを披露しながら、時には競い合うように盛り上がっています(息子たちよ、ネタにしてすまない!!)。
全然知らないわけではないけれど、友達でもない、全くの他人と話すことは適度な刺激と心地よいリズムのようなものが私の中に生まれます。それも美容院へ行くことの楽しみの一つです。
でも・・・今日は寝てしまいました。
すっかり熟睡し、寝言を言ってハッと目覚めるという恥ずかしさ。
それでもそのお姉さんは、「お疲れですね。」と優しく声をかけてくれました。
話の途中でどうしても眠くなり、カラーの最中はもちろん、シャンプーをしてもらっている間も寝てしまい、気分転換を図るつもりが、しっかり睡眠確保の時間となってしまいました。
考えてみると、カットの椅子からシャンプー台に行く間のみ起きていた気がするのは気のせいでしょうか。
そんなこんなで、スッキリとして会社に戻ると義母が一言。
「あれ、美容院へ行ったんじゃなかったの?」
ええ、行きましたよ!行きましたとも!
ただ、私、記憶がないのです。
出来上がった状態を見て、私も思いました。
もう少し短くして欲しかったと・・・。
仕方ないのです、ほとんど寝ていたのですから。
そして家族全員に髪を切ったことを気付かれることなく、1日を終えたのでした。