hanasakuchildのブログ

おとぼけママのハッピーブログ

ジャンケンで負けることは難しい?!


怖がりの次男は夜、2階に上がるのが怖いらしく、何かを取りに行かなければいけない時は私に頼んでくる。

家事をしていて手が離せない時は「自分で行っておいで!」というのだが、どうしても怖くて行かれない。

 

そういう時はいつもおもむろに「ジャンケン」を始める。

説明もなく始まるジャンケンには「負けたら、お母さんが取りに行ってね!」という意味が含まれている。

 

「じゃん けん・・・」

と言われたら、思わず手が出てしまうじゃないか。

 

彼は決まってパーを出すので、大抵私が勝つのだが、私が負けるのを期待している彼が時々健気に見え、負けてあげようと考える。

考えるのだが、咄嗟にチョキが出てしまうので仕方ない。

意外と負けるのも難しく、後出ししても何故か勝ってしまうのは何故だろうか。

人間の脳は勝つように仕組まれているのではないかとさえ感じる。

 

3回戦が5回戦になったあたりで、次男は言った。

「次は勝った人が取りに行くってことね!」

そうか、そう来たか。

次男よ、もう母が取りに行くという選択肢しかないのではないか。

 

案の定、全勝していた私が最後も勝利し、彼の代わりに2階へ必要なものを取りに行った。

 

こんなやり取りをしながら、次男は今日も元気に1日を終える。