オリオン座の観察
小学校4年生の理科の授業でオリオン座を家で観察するという宿題が出た。
・・・正確に言うと出ていた。
うちの次男はとっても忘れんぼうさん。
今回も宿題の存在を忘れており、観察最終日に発覚!!
もちろんプリント探しからのスタートだ。
多くのプリントは教室の机の奥の方で、引き出しに押しつぶされているか、ランドセルの底で教科書に下敷きにされていて、無惨な姿で発見される。
そんな中、星座のプリントは何とか原型を留めていた。
しかし、外に出てみると曇っていて全く星が見えない。
オリオン座はいつも息子と見ている星座だ。
私が分かる唯一の星座のため、いつも夜空を見上げては、得意げに教えていた。
「大丈夫。この間見たから、覚えている。」
次男はそう言うとサラサラっと星座を描き始めた。
時間ごとに観察する事になっていたので、上手に少しずつずらして書いていた。
「そんなんで大丈夫なの?」
「先生に見えなかったって言ったら?」
母の方が心配である。
「大丈夫。ちゃーんと覚えているから!!」
今日じゃないけれど、ちゃんと観察はしたし、いいのかな?
自問自答している母を背にさっさと描き終え、ランドセルにしまっていた次男。
いつも心配性でのんびり屋なのに、そういう時の判断はめちゃくちゃ早い。
とても不思議だ。
翌日、次男に宿題のことを聞いてみた。
「上手に描けていたって褒められちゃった」
そう言うと、嬉しそうな笑顔を見せた次男。
それでいいのか、次男よ。
先生と次男のやり取りを想像し、少し恥ずかしくなった母だった・・・。