hanasakuchildのブログ

おとぼけママのハッピーブログ

次男と手を繋いで寝る夜

我が家の次男は超がつくほどの怖がりだ。

特に夜の暗闇が怖い。

 

最近は、それを隠すかのように適当な理由をつけて私を呼びつける。

「怖いからついてきて!」以前はよく言っていたのに、少し、恥ずかしくなってきたようだ。

誰もいない部屋に行く。

暗い廊下を通ってトイレに行く。

一人でお風呂に入る。

ふざけて驚かそうものならば、本気で怒ってくる。

 

幼い頃の出来事だが、

次男はよく私の顔の顎の辺りを触ってきた。

くすぐっているのだと思っていたら、どうも様子がおかしい。

実は私が偽物で、仮面をかぶっているのではないかと疑っていたのだ。

要するに仮面を剥がそうとしていたのだった・・・。

確かにくすぐるよりもかなり強い力だった。

痛いくらいに。

その頃よく見ていた名探偵コナンの影響だったらしい。

 

「僕の誕生日は?」

「おばあちゃんの名前は?」

「住んでいるところは?」

変な質問もそのためだったのかと後から聞いて、胸に落ちた。

 

「お母さんは本物?」

「本物だよ。お母さんだよ!!」

 

子供に本物かどうか疑われるなんで聞いた事がないが、仕方がないので、しばらくは次男のために本物アピールをする事になった。

次男の名探偵コナンのブームが過ぎるまで、それは続いたのだった。

 

怖くないふりをするようになった次男だが、寝る時はまだ隣にして欲しいらしい。

「怖い夢を見るんだ。」

そう言って、私の手を握ってくる。

そんな時は、手を繋いで寝てあげる。

いつかその手は離れていく。

今はまだ、私の役割があるようで、怖がりの次男にちょっとだけ感謝だ。