コロナ下でずっと集まれずにいた妹たち家族と久々に会った。
甥っ子たちはしばらく見ないうちに大きくなり、その分、自分たちがあらゆる面で変化しているのを実感した。
以前は子育ての話題が中心であったが、今では更年期の話題が中心となっている。そこに今回から加わった韓国ドラマの話題。
妹たちは少し前から韓国ドラマにはまっている。
次女がはまり、三女がはまった。
久々に会った彼女たちはまるでアイドルに夢中になっていたいつかのように、頬を紅潮させ、その魅力を興奮しながら語った。
少し先にはまっていた母に対し、「絶対、それはない!」と言い切っていた三女。
次女に言われるまま、韓国ドラマを見たのはつい最近のことである。
今では母を含めた3人の中でダントツにはまっている。
待受け画面はいつの間にか子供たちから韓国の俳優さんに代わっていた。
自分のおすすめをぜひ見るようにと妹からドラマのタイトルがLINEで送られてきた。
正直怖さしかない。
ぜったいはまる自信があるからだ。
はまったら最後、他のことができなくなる。
「忙しいから見れない」と言った私に、三女は言った。
「時間なんていくらでも作れるよ。これまでやっていた何かをやらなきゃいいんだもの」
まっとうなご意見。
だからこそ私は怖いのっ!!
先日、久しぶりに話した同級生。
彼女はもはやそのために生きているとさえ言った。
子育てを終えた頃、そのブームはやってくるのだろう。
頑張ったお母さんたちへのご褒美かもしれない。
(今は若い子たちのファンも多いというが。)
もうはまる自信しかない。
でも、それもいいのかもしれない。
幸せオーラたっぷりの妹たちと母を見て思う。
(隣りにいた三女の旦那がどんな気持ちで聞いていたかは別として。)
何が起こるかわからない世の中で自分を幸せにしてくれる何かに出会えることが大切なのだ。
今朝、妹からのLINE。
「こっちの沼へ早くおいで」とあった。
まるでホラー映画のような文言にドキッとしながらも、妹たちの策略に落ちるのは時間の問題だろうと思った私である。